24年2月【客室温泉付き宿泊施設】北海道 界ポロトへ行ってきた【高級宿】

温泉宿

『そうだ!温泉旅行に行こう!!』

個人的な趣味(お風呂が好き)で、旅に出る際には各地の温泉や銭湯、また宿に関しても出来れば客室に温泉・露天が付いている所に泊まるのが好きで、今までも数十か所めぐってきてますが、今回は星野リゾートが運営している【界】ブランドの北海道【界 ポロト】へ宿泊してきましたので、その体験を書いていきます。

宿泊所情報

北海道 ポロト湖に面する位置に佇むのが、こちらの【界 ポロト】

2022年1月にオープンされました。

建築は『中村拓志(なかむら ひろし)』氏による設計。

アイヌの文化と立地を最大限に生かす設計で、現地でしか体験出来ない環境を上手く取り入れられていると感じました。

素敵な写真も設計事務所の作品ページに説明と共に記載があるので、興味のある方は是非見てください!!

訪問方法

他都府県からの訪問時は、ほとんど飛行機利用かと思います。

空港からの行き方は3種あり、それぞれの時間と費用も書いています。(24年2月現在)

■新千歳空港着

→タクシー:約45分 約¥16,000~

→バス:緑泉郷空港線で白老駅前まで 約120分 ¥1800-

新千歳空港国内線2番 15:19
白老コタン前 16:58
白老駅前 17:00

→電車:JR新千歳空港駅から南千歳駅→JR白老駅(約80分) ¥2150-
(新千歳空港駅―南千歳駅―苫小牧駅―白老駅)

私は計画当初、費用の兼ね合いもあったので、バスで少しでも費用を抑えようと計画してましたが、行ってみると空港も色々と見て廻れるし、グルメも早速楽しみたいし・・・。
という事で、時間の融通があまりないバスは移動時間も掛かる為、結果電車での移動で目的の宿へ行きました。

北海道はかなり広いので、なんとなく地図で見て近そうだな。と感じても、実際に移動すると、思ってもいない距離になる場合もあるので、目的地までの移動手段と時間は事前にチェックが必須です。

また冬に行く場合、各交通機関は遅れや運転取りやめなどの事態も発生するので、1つだけに絞らず、現地で臨機応変に行動できるよう、事前準備を怠らないようにしましょう。
(車も電車も、ホワイトアウトや強風などでは身動きがとれない)

宿での過ごし方

私は基本的に良い宿泊施設に泊まる場合は、外出せず宿を楽しむタイプで、観光がメインの場合は安い宿泊施設で寝るだけ。みたいな感じでいつも選定してます。

今回は良い宿泊施設なので、外出せず、じっくり宿を楽しみました。

■チェックイン

界ポロトは15時チェックインなので、出来るだけ早めに来ることをおススメします。

アプローチ・エントランス・ロビー各所でアイヌ・ポロトを感じられるので、客室に行くまでの時間もわくわくが止まりません。

▼アプローチ、白樺の木が立ち並んでます。

▼チェックインカウンターの横の売店

▼チェックインカウンター前の待合。暖炉+前面開放の窓からの眺めも◎

 

▼ウェルカムドリンクもお出迎え。

▼ドリンクサーバーに、お茶ブレンドコーナーも充実

 

■客室

チェックインが済むと、客室に向かうまでに各内容の説明をして頂き、客室に到着した際には、まず目に入るのがポロト湖の眺め!

大きな窓からポロト湖が全面見える景色は、癒し・目の保養になること間違いなし。

 

お部屋までの通路は雑木林の木漏れ日をイメージした造りとなっており、照明の配置が互い違いになっていて、木々から漏れる日光のような雰囲気を体感。

そして特に気になったのは、部屋番号の札が影を使って表示されており、照明の光を巧みに利用した何とも言えないデザインにただただ感服。

こういう小さい所でも抜かりなく、また陰影の出し方での表示の仕方ってあるんだな。と感心しました。

温泉付きの部屋は、温泉からもポロト湖が眺められ、また窓は全開放出来る折れ戸仕様になっているので、冬場は温まりながら北海道の自然の寒さも体感でき、長風呂する人には出たり入ったりのルーティーンが最高に気持ちのよい作りになってます。(閉めれば寒さは感じない眺めの良い内風呂となるので、寒さが苦手な方でも大丈夫です)

時間さえあれば、お風呂に入り浸る感じになりました◎

客室の各所の拘りもあり、窓前にはゆったり眺めを見るためのソファがあり、卓も素材感・ライティング含め、空間にマッチしており、ちょっとした仕事も出来る机・チェアーもあり、短時間ですが、PC作業を贅沢な空間でする事も出来ます。

建具も壁面と一体化したデザインで、空間としての個別感もなく、浴室も絶景の邪魔にならない素材・テイストで構成されており、数泊したいと思わせる。そんな良い客室でした。

 

■料理

夕食、朝食付きのプラン。

夕食は通常だと「季節の会席」アップグレードすると「特別会席」となり、北海道の味覚・アイヌの文化も感じられる内容となっています。

▼夕食メニュー&宝楽盛り&お酒メニュー

 

 

▼サッポロビール&日本酒三種吞み比べ

  

朝食は「ご当地朝食」で「鮭とじゃがいものすり流し鍋」を中心とした和食膳となってます。

▼朝食メニュー&セット

■温泉

重要な温泉の内容。

今回泊まった部屋は客室にも温泉付きのお部屋ですが、それ以外に大浴場が2か所あります。

『界 ポロトが有する温泉は、世界的にも珍しい「モール温泉」
モールとは、天然植物由来の腐植質の有機物を含有し、独特な茶褐色の湯が特徴です。
そこに含まれるフミン酸、皮膚コンディショニング作用のあるフルボ酸は化粧品にも配合されることから、モール温泉は「美肌の湯」ともいわれます。
また、界 ポロトの泉質は、アルカリ性のため、古い角質を落とし、肌の新陳代謝を高め、湯上がりの肌はすべすべと滑らかに整います。』

※星野リゾートHPより引用。

大浴場は2か所あり、宿泊者限定と日帰り利用可の2つ。

入浴する時間帯でオススメなのは、朝食(7:30AM~9:30AM)夕食(5:30PM~ / 7:30PM~)の時間帯です。
半数は食事中なので、重なっても少人数になる場合が多いかなと思います。

私は夕食が5:30PM~で、食事が終わるタイミングで次の食事7:30PM~の方が多く来られ、入れ違いで退室し、そのまま大浴場△湯に向かったので、タイミングよく独り占め出来ました!

①△湯

宿泊者しか入れない大浴場がこの△湯。三角の建物形状、入口も△で内部の構成も△。

洗い場が5つとこじんまりしていて、洗い場の通路を抜けると内浴場が2つ、外浴場が1つあります。

内湯は温度が高めな湯舟と通常の湯舟。
その通常湯舟が外湯と繋がっており、浴場の△から外に出られる構造となっており、ポロト湖を目前に開放的な露天が楽しめます!

外気温を湯舟の温度差が冬場は大きく、浸かって熱くなり、出て冷ます。とエンドレスで楽しめます。ので、水分補給とのぼせる事には注意が必要です。

営業時間は【3:00PM~1:00AM / 5:00AM~11:00AM】となってます。

▼ホテルからの入り口。浴場入口△部の夜景と朝景。

そして、△湯はお風呂上りにアイスも用意されていて、熱い体を外気とアイスで外と内から冷やす事も出来ます!

お風呂上りに寒い所で冷たい物を頂く。贅沢な瞬間です。
(体が冷めても、また温泉で癒されればOK)

②〇湯

こちらは日帰りの方でも入浴が出来る浴場で、表入り口と旅館側の入り口がそれぞれあり、旅館側の方はキーがないと開閉出来ない仕組みとなっております。

洗い場が6つ、入口に面して水平に3個づつ左右に並んでおり、奥に浴場が1つあります。

天井に丸い開口があり、時間帯によっては優しい光が入り込む構造となっており、△湯とは対照的な洞窟のような落ち着きのある浴場となってます。

日帰りでの利用は【一般1,500円、白老町民400円】となっているので、気軽に高級旅館の浴場が楽しめ、世界的にも珍しい「モール温泉」を堪能できるので、近くに行く旅程の場合は立ち寄ってみるのも良いかと思います。

営業時間は【8:00AM~11:00AM(最終入場10:30AM)】【1:00PM~9:30PM(最終入場9:00PM)】となってます。

▼ホテル側からの入り口。手前にタオル類があり、奥が鍵付きの宿泊者用出入口。

浴室の素敵な写真はHPでご確認ください!

私はもちろん、どちらの湯処も堪能させて頂きました。
晩は△湯と部屋湯、朝は〇湯からの朝食からの△湯、後に部屋湯。と温泉三昧でした♨

近隣観光

興味のある内容のみ、抜粋して書いていきます。

【ウポポイ 国立アイヌ民族博物館】

■2020年7月12日に開業した【ウポポイ 国立アイヌ民族博物館】

徒歩圏内にある施設ですが、私は時間の兼ね合いで外部のみ軽く見て終わってしまいましたが、しっかり見ようと思うと、3時間程度はかかってしまいそうな広大な敷地&施設になってるので、見たい方は時間の使い方に注意しましょう。

設計は【久米設計】とのことで、詳細は設計事務所のHPからご確認ください。

【ワカサギ釣り】

ポロト湖の冬の風物詩「ワカサギ釣り」とのことで、宿からも様子がうかがえたので、興味が出ました!季節限定なので、

■遊漁料 ※2024年1月から遊漁料が変更になります。
1日券   :大人(中学生以上)800円 子供400円
シーズン券:大人(中学生以上)5,000円 子供2,500円

■貸出用具:氷の穴あけ道具(無料)・どんづき棒のみ ドリルは貸出無し

■レンタル用品:釣り竿レンタルセット(リ―ル・仕掛け付)1,200円(1日)・数量限定
ワカサギ用チェア 1 脚           300円(1日)・数量限定
テント持ち込みOK/テント貸出(土・日・祝日のみ)1,500円(1日)・数量限定

■売店:釣り竿セット(リール・仕掛け付)1,600円~(時価)
ラビット(えさ)200円~400円
しかけ (0.8号~1 号) 400円~450円
※全て税込み価格
営業時間8時~16時
(2024年1月16日(火)~3月上旬までを予定※天候により期間が異なります)

真冬の時期しか出来ない、季節を最大限に楽しむアクティビティ!
かなり寒そうなので、防寒対策をしっかりと行ったうえで、楽しく釣りが出来るようにしましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。

冬の北海道は行くまではなかなかハードルが高いと思いますが、行ってみると、外は寒いですが室内は建物が凄く保温性があり、どこに行っても逆に熱くなりました。

あと食べ物がおいしいし、自然豊かだし、癒し旅には持って来いな場所でした。

ホテルも文句なしのいい建築・いい湯・いい接客で、心地の良い滞在時間を過ごせました。

温泉宿は全国各地にあり、各地の湯や風景を楽しみながら、癒される旅の情報も随時UP出来ればと思ってます!

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